今道友信先生の著作を読む会

calonologia

calonologiaについて

カロノロジアの誕生

はじまり

1956年の第3回国際美学会議(ヴェネツィア)で、今道先生によって提言された学問的概念で、新造語です。
ラテン語としてローマ式発音で「カロノロジア」と読み、「理性による存在を超える美についての学問」という意味です。
端的には、美の学、美の哲学、美の形而上学です。「カロノロギア」(古典式発音)とも発音できますが、提唱者の発音にしたがい「カロノロジア」と表記します。

英語読み

英語では「カロノロジー」(calonology)となります。
なお、logos>log-ia>-logy(ロゴス、ロギア、ロジア、ロジー)などについては→をご覧ください。

カロロノジアの学問的意味

簡単に:

カロノロジアは、美を理性的に明らかにする学問です。
カロノロジアでは、美は表面的な現象ではなく、存在に近いものであるとされます。
カロノロジアは「美は、存在を超えた光、あるいは輝きである」として、
存在を超える美という最高の価値に理性的に迫ろうとする学問です。

カロロノジアというコトバの構造

語義を簡単に:

美は輝きであり、存在を超えた最高位にあることを表すため、
存在の前に美という言葉をおいた造語「カロノロジア」がつくられました。
言葉自体は、ギリシャ語の美(カロン)、存在(オン)、理性(ノース)、
学問(ロゴス)からの合成語です(各ギリシャ語の原義はもっと広いものです)。

語源を簡単に:

・カロン:kal-on(形容詞「カロス(kalos)」の中性名詞化・単数形)
・オン:on(英語のbe動詞に相当する「エイミ(eimi)」の分詞を名詞化・中性単数)
・ノース:no-os(または「ヌース(nous)」で「理性、知性、思慮分別、考え、意図」などを意味する男性名詞)
・ロゴス:logos>logeia>logia(ロゴスは男性名詞で、基本的意味は「言葉、話」。しかし多義語です)参照→
・これをラテン語表記にして、calonologia(古典式発音では「カロノロギア」女性抽象名詞)となります。

サンプル

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